グローバル化と幼少期からの語学学習④
すでに始まっているグローバル化に向けて、
幼少期より他国言語を学習・使用する機会が
あった方が良い。
もちろん、大人になってからでも遅くない。
いざ、自分が海外で働かなければならなくなった時、
現在と今後の自分に外国語を求められた時、
困らないように準備しておきましょう!
というとこと、
「なぜその言語を学ぶのか?」という目的を持つことで
習得に差がつく。
というお話です。
特に、お子様が「将来困らないように」と
お考えで幼少期からの語学学習をこれから
始めようとお考えの皆様の参考になれば
と思います。
さてさて、
前回の続きです。
外国語を身につけるには
①目的や目標を持つ
②常に習得したい言語で思考する・声に出す
③楽しんで継続する
が大切なポイントだと思っています。
私が幸運だったのは、
仕事・海外赴任という機会を得られたことで
必然的に①と②が備わっていたということ。
④があるとしたら、「環境に飛び込む」かもしれません。
①に関しては、
赴任初期は「言葉を覚えること」が目的になっており
全然身に付きませんでした。
しかし、「現地の人と同じ事業・ビジネスを通じて
中国という国を豊かにする」と考えたことで
そのための手段として自分には中国語を使った
コミュニケーションが必要、と考え直したことで
習得のスピードが早まったと思います。
②に関しては、
・目に見える全てを中国語に置き換えて見る
・何かを考える時は常に中国語の文章にする
・聞いた言葉や文章を真似して発音する
を繰り返し実施しました。
また、家庭教師の方には、教科書の例文よりも
「仕事で◯◯ということを話たい」
「◯◯という事例を説明するには?」など
仕事で良く使う文章を私が伝え、
それを中国語に訳していただき、
ピンインと四声に置き換えて発生し、
先生からフィードバックを受ける事を
繰り返し実践していました。
例えば、
「今週の業績は、去年と比較して◯◯%と好調です」
「なぜですか?何か特別に取り組んだことはありますか?」
などです。
これが本当にありがたく、
今週を今月にして、去年を先月にするとか
応用が効くのです。
先生に、発音を誉めてもらえたのも嬉しかったな。。。
大人も子供も、
誉められるとやる気がでるのは変わらない!
*もっと誉めてほしい。。。
③に関しては、ジャズギターの教則本を買って
中国語の意味を調べながら読む習慣を作りました。
意味の分からない文節などは、家庭教師の先生に
教えてもらっていました。
そして、こうした状況が続いたある日、
頼りにしていた通訳の方が退職。。。
この時は、自分で話すことはできても
相手の中国語を理解するまでには至っていません。
幸い、直ぐに次の通訳の人が見つかったのですが、
その方も半年後には退職。
赴任から9ヶ月経過した段階で決意したのは、
「通訳無しで仕事をしよう!」でした。
この頃には、生活していく分には困らないレベルの
中国語は話せましたし、ゆっくり話してもらえれば
リスニングもまずまず(標準語に限りますが)。
とはいえ不安は残ります。
でも、気付きました。
通訳の方がいるから、その方に最終的に頼ってしまう。
なので、通訳は無し!
カタコトの日本語を話せる方はいたので、
本当に困ったらその方に助けてもらうが、
基本的には自分で何とかする!
決意した後は、自分でも驚くぐらい堂々と
現地の人たちとコミュニケーションを
積極的にとりにいっていました。
④「環境に飛び込む」が、ようやくできた瞬間です。
そして、ある日を境に急激に自信がつく出来事が起きました。
夢を見ました。
登場人物は私と現地の中国人たち。
職場で朝から夜まで中国語で会話し、
家に帰宅するタクシーの運転手とも中国語で会話し、
夕食を食べにいった定食屋の店員とも
中国語で会話している夢。
そして、起きた後もその夢を覚えている状況。
日本語を一切話さない夢。
これが自信につながりました。
その日を境に、会話だけでなく文章(Email)にもチャレンジ。
送信前に問題ないかを確認してもらい
「没问题」と言われた時の嬉しさといったら!
ちなみに、良く日本でみる(聞く?)
「無問題(モウマンタイ)」は広東語です。
北京語(中国の標準語)では、上記のように
「没问题(メイウェンティ Méi wèntí)」と言います。
赴任して直ぐに、モウマンタイって言って
ポカンとされたのが良い思い出ですな。。。
ということで、
語学習得に必要なのは、
①目的や目標を持つ
②常に習得したい言語で思考する・声に出す
③楽しんで継続する
④(使わざるを得ない)環境に飛び込む
だと思います。
とはいえ、日本にいる限りは中々①〜④まで揃わない
状況だと思います。
しかし、
すでにグローバル化は始まっています。
今後ますます進みます。
インターネットで世界中と繋がっています。
語学学習は、早ければ早いほど良いです。
「いつかやる」ではなく、「今からやる」「すぐやる」。
この気持ちが強い人ほど、習得に時間はかからないと思います。
余談ですが、日本帰国後にバーで意気投合した
私よりも10歳以上年下の友人にこの話をしたところ、
次の日からインドネシア語教室に通ったと連絡がありました。
なぜそこを選んだ。。。
しかし、便利な世の中になりました。
オンラインで低価格で誰でも語学を習得できる時代です。
オンライン講座とかだと、
小さいお子様の送り迎えとかも必要なく、
親御さんの時間も有効活用できますね。
一方で、対面式の授業ができる環境にあるのであれば
細かなニュアンスや文字のやりとりまで正確に
確認してもらえるので、自分に合った学習を
見つけられたらいいですね。
時代に取り残されないように、私も英語頑張らないと。。。