【2022年版】就職・転職におすすめの資格5選とその理由
こんにちは
本日のテーマは「就職・転職におすすめの資格とその理由」です。
仕事柄、大学生から就職活動に関する相談を受けますが、
大学生だけでなく転職を考えている人にも
役立てていただけたら嬉しいと思い、
このブログを書いています。
この記事は、以下の悩みをお持ちの方におすすめです。
- 就職活動を控えた大学2年生・3年生
- 転職活動中で資格取得を考えている人
- 今の仕事で問題解決に悩んでいる人
- 今の仕事で活躍の場を広げたい人
- 面接で自分の考えを上手く整理して話ができない人
初めましての方、ブログへのご訪問ありがとうございます。
筆者の自己紹介です。
本日の目次です。
- ①就職・転職におすすめの資格5選とその理由
- ②資格に関する面接の質問例と質問の意図
- なぜその資格を取ろうと思ったのか?
- 資格取得の過程で何を学んだのか?
- 資格保有・もしくは資格取得の過程で学んだことを活かして何ができるか・何を実践してきたか?
- 課題に直面した時に、どのような対処ができるのか?
- 結果としてどのような実績を残したか?
- ③資格の合格率を上げるためには?
- ④まとめ
①就職・転職におすすめの資格5選とその理由
まずお伝えしたいのが、
「資格の有無で就職の合否は決まらない」です。
就職活動で必須とされるような資格はありません。
ただし、
資格の有無が選考で有利になる場合があるのは事実です。
私は高校2年生の時に日商簿記検定2級に合格しており、
就職面接の際にとても興味を持っていただけました。
また、企業によっては入社後の取得が必須となる資格もあります。
では、どのような資格が有利になる(他者と比べて良い人材と判断される)のか?
賛否両論あると思いますが、TOP5は以下だと思っています。
- TOEIC(700点以上)
- 日商簿記2級以上
- FP技能検定2級以上
- 中小企業診断士
- 宅地建物取引士
一つずつ詳しく見ていきましょう。
1. TOEIC(700点以上)
グローバル化が進む中で、母国語以外の言語習得の重要性は以前もブログで書きました。
日本企業で今以上に英語力が必要とされる時代がくるだけでなく、
外資系企業での活躍という点でも、
英語力が必要不可欠だと思って1位としています。
*某企業では700点以上が採用条件とされています。
履歴書に記入できる点数の目安は600点以上と言われていますが、
最低でも700点は超えたいです。
2. 日商簿記2級以上
TOEICとどちらを1位にするか迷ったぐらいおすすめです。
「経理・財務の仕事は希望していないから自分には関係ない」と
思っている人にこそおすすめしたい。
近年では、あらゆるビジネスマンに必要不可欠な要素と言われるぐらい重要な知識だと思います。
企業側は利益を残すことで、企業活動が続けられます。
では、どうすれば利益が出るのか?
自分が就職を希望する会社が良い経営状況かどうか?を
企業の決算内容をもとに読み解き、課題解決につなげる。
そうした力を身につけられる資格です。
ちなみに、簿記検定は3種類(日商・全商・全経)ありますが、
一番知名度と難易度が高いのが日商簿記検定です。
日商簿記検定の2級で全商の1級・全経の上級と同レベルと言われます。
履歴書には3級から記入できますが、
財務諸表の作成・勘定科目の意味・商業簿記と工業簿記の違いなどを把握し、
経営内容の分析まで身につけられる2級以上の取得がおすすめです。
3. FP技能検定2級以上
正式名称はファイナンシャル・プランニング技能検定です。
金融・保健業界では、入社(内定)後の取得が必須となっている企業も多数あります。
また、不動産・コンサルティング業界でも非常に役立つ資格です。
節約・税金・投資・住宅ローン・相続・老後への貯蓄・不動産など
お金の専門家としてお金を扱う全般に関する知識を得られます。
企業会計関連の簿記とは別で、
FPは個人の資産運用・資産形成に関わる知識です。
4. 中小企業診断士
中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家の資格です。
合格率4〜8%、大学生の合格率は約2%となっています。
しかし、大学生にはそこが狙い目の一つとも言えます。
合格率を上げるために学習時間を増やす(1年生から準備する)など
社会人よりある程度自由な時間が多い大学生におすすめできます。
なによりも、合格難易度が高い資格だということを企業側も知っているので
面接でも有利になる気がします。
ちなみに、国家資格です。
合格率が低い要因のひとつに「受験資格が無いための記念受験率が高い」こともあるようです。
5. 宅地建物取引士
不動産取引の専門家の資格です。
こちらも国家資格です。
不動産会社では入社後の取得を必須としているところも多いです。
なぜなら、宅建業従事者5名に対して1名以上の割合で
専任取引士の設置が必要とされているからです。
また、不動産業界だけでなく、大型商業施設などデベロッパー事業でも必要とされる資格です。
高確率は毎年15〜17%ほど。
ただし、中小企業診断士の合格率同様に
合格率が低い要因のひとつに「受験資格が無いための記念受験率が高い」こともあるようです。
②資格に関する面接の質問例と質問の意図
①でお伝えしたように、
資格の有無で就職の合否は決まりません。
大切なのは、以下の5点が明確かどうかです。
実際に、面接では以下の質問と()内の意図で質問します。
- なぜその資格を取ろうと思ったのか?(自己成長が社会貢献や課題解決につながる思考はあるか?)
- 資格取得の過程で何を学んだのか?(実践につなげられる意思はあるか?他者に教えられるか?)
- 資格保有・もしくは資格取得の過程で学んだことを活かして何ができるか・何を実践してきたか?(本当に実践できるか・実践してきたか?)
- 課題に直面した時に、どのような対処ができるのか?(論理的思考を持ち、資格取得で学んだことを活かし、素直で謙虚な姿勢で、独りではなく他者と協業できるか?)
- 結果としてどのような実績を残したか?(定性情報と定量情報。目に見える状態と誰でも分かる数値で具体的に言えるか?その結果から学んだことは何か?)
あくまでも一例ですが、
企業側としては
- (資格の有無に関わらず)この人と一緒に働きたいか?
- この人が入社することで、企業として業績拡大や社会貢献が実現するか?
という考え方を重視しています。
ですので、上記のポイントを自分で整理しましょう。
ちなみに、私は1と2に関して特に質問を掘り下げます。
特に、1の部分。資格取得の動機ですね。
単に「就職に有利」と考えている人は、残念ながら採用いたしません。
驚かれるかも知れませんが、
「就職に有利だと思ったので受験しました!」と
面接で発言される方もいるのです。。。
自己成長が、企業や社会にどのように貢献すると考えているのか?
その思考があるか?共感できるか?納得できるか?を深掘りします。
③資格の合格率を上げるためには?
1. ゴール(受験日・結果発表日)の明確化
TOEICは毎月実施されていますが、
日商簿記検定やFP技能検定は年3回、
中小企業診断士と宅地建物取引士試験は年1回です。
また、結果発表も受験日から2〜4週間後とばらついています。
基本的には受験日をゴールに設定すると思いますが、
履歴書に記入することまで考えてゴール設定しましょう。
例えば、大学2年生であれば翌年10月の宅地建物取引士試験をゴールにして学習することで
合格したら就職活動時に履歴書・エントリーシートに記入できますね。
2. 目標学習時間の細分化
こちらは個人差があると思いますが、それぞれの資格に対して
合格目安学習時間があります。
上記おすすめ資格の学習時間の目安は以下です。
- TOEIC(700点以上) = 300〜400時間前後
- 日商簿記2級 = 350時間前後
- FP技能検定2級以上 = 150〜200時間前後
- 中小企業診断士 = 800時間前後
- 宅地建物取引士 = 200〜500時間前後
こうしてみると、中小企業診断士と宅地建物取引士は
他の資格の倍以上の学習時間が必要になるのが分かります。
ずっと勉強する時間があるという人はほとんどいないと思うので、
ご自身の限られた時間でいかにして効率的に学習するかが鍵になりそうですね。
例えば、日商簿記2級であれば今(7月)から来年2月の試験日をゴールとして設定すると
約8ヶ月(240日)あるので1日あたり1.5時間の学習で準備が間に合いそうです。
効果的・効率的に勉強すれば、もっと少ない時間でも合格するかも知れません。
3. 学習環境づくり
上述のように、学習時間の確保は誰でもできるわけではありません。
また、学習内容に関しても分からないことに時間を使っていては効率が落ちます。
通勤・通学時間などにアプリを利用する、オンライン学習するなど
個人に合った効率的かつ効果的な学習方法を見つけましょう。
大切なのは、その資格を取得する目的です。
なぜ、その資格が必要なのか?という動機の部分です。
目的がしっかりしている人だからこそ、継続して学習することができるでしょう。
④まとめ
いかがでしたでしょうか?
就職・転職におすすめの資格を5つ紹介させていただきました。
また、その資格に関して面接で質問する際の質問例と面接官の思考と
試験合格のポイントをお伝えさせていただきました。
資格の有無が就職の合否に直接影響しないとはいえ、
取得しておくことで有利になることは沢山あります。
ご自身に合った学習方法が見つかるといいですね。